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ベストセラーを生む企画には共通点がある

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■聴講レポートをお送りいたします。       2016.10.12
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秋風が心地よい季節となりました。お元気でいらっしゃいますでしょうか。
エディットの伊藤隆です。一斉メールにて失礼いたします。

9月15日に「2016年度・第4回・AJEC編集講座」を聴講しましたので,
「聴講レポート」としてまとめております。よろしければ,ご一読いただけ
ますと幸いです。

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●「2016年度・第4回・AJEC編集講座」
 〜ベストセラーを生む企画には共通点がある(ベストセラーの方程式)〜
  講師:安藤 卓(あんどう・たく)氏(PHP研究所 常務取締役)
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準備された丁寧なスライド画面をもとに,聞き取りやすい安藤さんの声によ
るわかりやすい内容の講演でした。「ベストセラーの方程式」として,10
項目を挙げられ,項目ごとに丁寧な解説をされました。

私がとくに勉強になったのは,「ベストセラーを出すための前提」とされる
考え方でした。

・「本気でベストセラーを出したいと思っているか?」
  →無難な企画ばかりを出していないか。会いやすい著者ばかりに会ってい
  ないか。

・「ベストセラーの研究をしているか?」
  →売れた理由がわからなければ,ベストセラー本を出せない。

という二点でした。「ベストセラー」を「よい教材」に置き換えることがで
きるのではないでしょうか。

学習教材の編集者,それも編集プロダクションの編集者は,版元様からのご
依頼をもとに制作するのが大前提になります。しかし,

「本気でよい教材を作ろうとしているか?」
「よい教材の研究をしているか?」

は,出版社であれ,編集プロダクションであれ,どの立場にいようとも,と
ても大切な問題意識ではないでしょうか。そのことを,安藤さんのご講演で
気がつかせていただきました。

安藤さんは,ベストセラーの方程式のひとつとして〈一流作家の「持ち味」
を活かす〉を挙げられました。

編集者が,柔軟性のある作家に,「持ち味」を活かした読みやすい本を提案
します。

例えば,PHP研究所様では,脳の研究者・茂木健一郎さんに「勉強法」の本を,
芥川賞作家・平野啓一郎さんには「スローリーディングのすすめ」の本を,
といった具合に編集者が積極的な提案を試みます。

編集者は,著者の可能性(強み・持ち味)を見い出す力をもつために,「日
ごろから情報のアンテナを張っておく必要がある」とも言われます。

たくさんのためになるお話がありましたので,箇条書きにしてみます。

・人を主役にしたテレビ番組を見よ。
・著者へのアプローチは,早くしたもの勝ち。
・「これで絶対売れる」という信念をもつ。

安藤さんの,静かで落ち着いた語り口とは対照的に,とても情熱的で気概を
感じさせられるお話に,夢中になった2時間でした。

詳しくは,下記のAJECホームページをご覧ください。

http://www.ajec.or.jp/2016kouza04/

(文責:名古屋本社・企画ソリューション部 伊藤隆)