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生き残りをかけた塾業界にとって,何が本質的なことなのか?

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■聴講レポートをお送りいたします。
                        2016.11.07
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霜月となりました。深まる秋から月凍てる冬へと向かっております。
お元気でいらっしゃいますでしょうか。
エディットの伊藤隆です。一斉メールにて失礼いたします。

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●「塾と教育」秋季セミナー2016
生き残りをかけた塾業界にとって,何が本質的なことなのか?
〜組織風土と集客について〜
講師:増澤 空(ますざわ・むなし)氏(株式会社ティエラコム社長)
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11月3日に名古屋駅近くの「ウインク愛知」にて催されました塾と教育社様主
催《「変革の時代〜集客はどうする」セミナー&教材・教具フェア2016》の
簡単なレポートをさせていただきます。

会場は,「講演会場」「展示会場」に分かれており,4回の講演と4社のプ
レゼンテーションと、約20社による教材・教具フェアが行われました。

講演は,株式会社ティエラコムの増澤空氏をはじめ4人の方々が,「集客」
「生き残り」「人材育成」というキーワードをもとに,それぞれが具体的で
示唆に富むものでした。なかでも,講演のトリをつとめられた増澤氏の内容
は心の熱くなるものでしたので,少し報告させていただきます。

増澤空氏は,自塾の組織風土を振り返るとき,居酒屋の在り方を大いに参考
にされています。キーワードは,「居場所」でした。この居場所は,塾に勤
める職員やパート,アルバイトの居場所のことです。

居酒屋グループ「塚田農場」を例に,「アルバイトが主体的に働く」姿を,
ご自身の体験を踏まえて語られました。

会社の二日続きの会議後の打ち上げで,塚田農場を利用したときのこと。
テーブルにつくなり,大きなハートマークの紙に「二日続きの会議お疲れ様
でした」と書かれたのを見てびっくりしたそうです。

おそらく予約をするときの電話で利用用途を確認したことでわかったことで
すが,なんだかうれしい気持ちにさせられ,「またこのお店を利用したい
な」と思わせられたというのです。

塚田農場はアルバイトの求人倍率は9倍だといいます。その理由は,

・アルバイトの意見やアイデアを積極的に採用している点
・接客の裁量権が与えられている点

が挙げられます。

「任せられる喜び」
「人として大切にされる喜び」
「礼儀作法を教えてもらえるありがたさ」
を感じ取ったアルバイトの学生たちは,塚田農場を自分の居場所と感じるの
ではないかと言われます。それが人気の求人倍率9倍につながるのではない
か。

結果として,アルバイトで採用した人が,社員として採用され,優秀な人材
が採用にかかる費用をかけずに採用できるということにもなる。

冒頭で増澤氏は,「集客」をテーマにすると,お客さんにどう振り向いても
らうかということばかり考えるけれど,自社の「人材」をどういう組織風土
で活躍できるようにするかをもっと丁寧に考えるべきではないかと力強く語
られました。

講演のタイトルである
「生き残りをかけた塾業界にとって,何が本質的なことなのか?」
の答えが,「人材」を活かす組織風土にあったことを教わった50分間でし
た。

数多くの講演やプレゼンテーションのほかに,約20社のメーカーによる新
刊・メイン商品コンテンツの展示フェアも催されました。

各社それぞれ,デジタル媒体,公立高校の入試改革,小学英語,道徳,アク
ティブラーニング,速読など,今後取りざたされる「教育変革事項」に対応
した画期的な教材・教具フェアでした。

「塾と教育社」様のHP:http://juku-kyoiku.com

(文責:名古屋本社 伊藤隆)