編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第1章 編集者ってどんな職業?

4.文化をつくる単行本の編集

作家のサポーターとしての単行本編集者
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本の好きな人に,とっておきの職業が「単行本の編集者」だ。原稿の段階で好きな作家や評論家の文章が読める。それだけではない。著者本人に会える。会えるだけでない。話をしたり酒を飲んだり,相手によってはゴルフもできるのだ。

編集者は最初の読者であり,読者の代表だ」とよく言われる。これは書籍の編集者のことを指す。給料をもらって,本が読めるなんて,なんと贅沢な職業だろう。しかしそれが本来の仕事ではない。ただ締め切りに間に合うように原稿を書いてもらうだけではない。彼らの「生みの苦しみ」を助ける仕事,彼らのサポーターこそ君の任務だ。一緒になってテーマを考えたり,必要な資料を用意したり,息詰まったとき相談相手になったりすることも重要な仕事だ。また,有名な著者はほんの一部だ。新しい著者を開拓することも大切な仕事だ。時代が必要としている著者を見つけること−−それがこの分野の編集者の最大の任務と言ってもよい。彼らは広い意味での文化の担い手だ。われわれの心を豊かにしてくれる作品を日々創り出している。その意味で,著者を発見し育て支援する「単行本の編集者」は文化の創造者でもある。