編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第2章 知っておこう,本づくりの流れ

4.編集会議−−読者のニーズを探る

企画書の検討の場−−それが編集会議だ!
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企画書ができると,それを検討する場が設けられる。それが「編集会議」だ。君たちにとっては,編集長やベテランの先輩の意見を聞く場と言ってもよい。

ブレインストーミングという言葉がある。会議などで参加者が自由に考えを出し合って問題を解決したり,アイデアを生み出したりする活動をいう。brainstormingと書く。brainは「頭脳」,stormは「嵐」。brainstormで「霊感・ひらめき」を意味する。日本では「三人よれば文殊の知恵」という。おおぜい集まって相談すればよい知恵が出るのたとえだ。このブレインストーミング(略して「ブレスト」)は企画書を作る前によく行われる。出版テーマの検討やコンセプト作りに役に立つからだ。しかし「編集会議」もブレスト形式で実施されるケースが多い。魅力ある本にするためのさまざまなアイデアや意見が出される。駆け出しの編集者にとってはたいへん刺激になり,勉強になる場だ。

「編集会議」のポイントはやはり「読者」だ。どんな本を作れば読者が手に取ってくれるか。参加者全員で読者のニーズを見つける会議である。