編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第2章 知っておこう,本づくりの流れ

7.原稿収集−−締め切り日を守る

時には訪問して,著者の悩みを聞こう!
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原稿依頼が済んだからといって,あとはできあがるのを待つだけ。そんなことでは編集者失格だ。原稿はそう簡単には手に入らない。著者は苦しんでいる。「生みの苦しみ」と必死で闘っているのだ。できるだけ時間を見て,電話で様子を聞くなり,新しい資料を見つけて送るなり,時には訪問していっしょに考えたりすることが編集者の次の大事な仕事だ。どれだけ今の著者の気持ちになれるか。編集者の器が問われている。著者とは同志なのだ

原稿はできるだけ全部できてからもらうのが望ましい。原稿整理作業の効率や全体の統一,内容のだぶりなどを考えたら,ぜひそうべきだ。しかし締切日やあとの工程の時間を考えて,部分的に少しずつ回収する場合が少なくない。その場合は,章ごとにまとめる,著者に回収した分のコピーを用意する,全体の構成・プロットだけは事前に作成しておくといった配慮が必要である。

なお原稿は著者の執筆原稿以外にもいろいろある。写真・イラスト・図版・表・グラフ・掲載資料などだ。これらはふつう編集者が締切日までにきちんと用意する。