編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第2章 知っておこう,本づくりの流れ

9.写真取材−−カメラマンと同行

カメラマンと一緒に現場でイメージづくり
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写真も本づくり,雑誌づくりには欠かせない原稿である。写真の持つ臨場感,迫力は文章とはまた違った説得力を持っている。カメラマンもまたひとりの著者だ。文章の原稿を依頼するときと同じように編集者の作りたい本のテーマ・主旨・イメージをきちんとまず伝えることが大事だ。同時にまたカメラマンの意見・考えも聞いておきたい。写真には編集者の知らない技術的な制約や専門的な表現方法があるからだ。しかし構図やアングルなど,あまり細かいことを事前に決める必要はない。それは現場で決める仕事だ。写真は現場の感動を伝えて初めて生きた原稿になる。現場を抜きにした頭の中だけのイメージをもとに作った写真はつまらない。

写真はある世界の瞬間を切り取って映像として定着したものだ。どんな瞬間を切り取るか。それがカメラマンの腕だ。時代のテーマを表現し,その本質に迫り,現場の感動を写真として定着する行為が彼らの仕事だ。

編集者は特別の事情がないかぎり現場にカメラマンと同行する。そして自分の目で現場を見て,カメラマンといっしょに動き,考え,イメージを作っていくことが大切だ。