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第2章 知っておこう,本づくりの流れ

12.造本設計−−規格・仕様・ページ・用紙・印刷・製本様式の確定

覚えておきたい本のサイズの紙の重さ
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造本設計すなわち「どんな形の本にするか」は「企画書」の段階でおおよそ決められている。しかし,できあがった原稿の量や内容に応じて再度最終的に検討する。本のできあがりのイメージを具体的に作っていく仕事だ。

造本設計は大きく2つに分けられる。本文表紙だ。本の大きさ(サイズ)の決定は両方に共通する。むかしは単行本はA5判,雑誌はB5判,文庫はA6判といった形で,本の種類によっておおよその大きさは決まっていた。しかし,今では本のサイズはさまざまだ。書店の棚や読者の本の扱いの良さ,見栄えなどを考えて決める。ほかに本文では,文字の大きさや書体,字詰め・行数,色数,ページ数,紙質,口絵や扉,見出しの扱い,印刷様式など,検討することはたくさんある。表紙も同じだ。並製上製かといった製本様式の検討に始まって,表紙・見返し・カバー・帯の色・紙質・印刷様式などを決める。この仕事をデザイン作業も含めて装幀という。装幀家といわれるプロに依頼する場合もある。

本が編集者にとって自分の子どもだとしたら,我が子の晴れの舞台の衣装を考える作業と言ってよい。