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第2章 知っておこう,本づくりの流れ

17.装丁−−表紙はその本の顔である

本の各部の名称を覚えよう!
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人間に顔があるように本にも顔がある。本の顔を「表紙」という。表紙のデザインや仕様を決める仕事を「装丁」という。「装幀」・「装釘」と書いたり,「装本」と言ったりする。また「表紙」と言っても,ここでは広い意味の表紙をさす。カバーや見返し・帯も含まれるのだ。

装丁はふつう編集者の仕事ではない。「装丁家」といわれる専門家に任せる。しかし表題名やカバーに入れる文字,帯の文章づくりは編集者の仕事である。また小さい出版社では編集者が装丁のすべての作業を行う場合が多い。

装丁のポイントは本の内容をいかに魅力的に象徴化するかである。しかし単に外見だけではない。本としての堅牢さも装丁の大事な要素である。

装丁は,造本・紙加工の知識,用紙の種類や性質に関する知識,色彩のセンス,デザイン力,その本の内容に対する理解力,読者イメージの把握など,さまざまな知識と能力が要求される仕事だ。

自分が気に入った装丁の本を参考にして,それぞれどんな工夫が凝らされているか,日々研究することを勧めたい。