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第2章 知っておこう,本づくりの流れ

18.製版指定−−印刷デザイナーとイメージを共有

製版工程の「旧」と「新」
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印刷するための基になるものを「」といい,「版」を作ることを「製版」という。写真や濃淡のある絵をはめ込んだり,紙面の見栄えを良くするために,文字を白く抜いたり,バックに網点を掛けて濃淡を表したり,写真を切り抜いたり,さまざまな色を掛け合わせたりすることも製版の仕事だ。

この製版の方法を指示する仕事が「製版指定」。校了になった校正紙1ページ1ページに「文字白抜き」とか「アミ◯%」とか「Y◯%+M◯%+C◯%」(色の指定)などと製版の処理方法を指定していく作業だ。

文章中心の本やモノクロ(1色)ページの場合は編集者が行うが,カラー(4色)もの写真が多いもの印刷(グラフィック)デザイナーに依頼する。その場合は,細かい指示は必要ないが,自分が思っている印刷仕上がりの大まかなイメージをデザイナーにきちんと伝えておくことが大事だ。また少なくともデザイナーが指定した製版指定書の意味がきちんと理解できるだけの製版知識は持っていたい。

最近はMACなどのコンピュータを使って,組版と同時にこうした製版処理を行ってしまうケースが多くなっている。