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第2章 知っておこう,本づくりの流れ

19.色校から印刷・製本へ−−職人さんへ挨拶

機械化が進んだとはいえ,
職人さんの技術で仕上がりが違う
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製版されたものは青焼き校正(青校)または色校正(色校)の形で見ることができる。「青焼き校正」は1色刷りや2色刷りの場合で,特殊加工された紙に製版したフィルムを焼き付けて作る。「色校正」はカラーものの場合。実際に版を作り,印刷のときと同じ色を刷って作る。最近は写真処理で機械的に作られる「簡易色校正」もある。すべて印刷前の最終チェック用だ。文字はいままでに何度もチェックする機会があるが,写真や濃淡のあるイラストは,この段階ではじめて実際の大きさ・位置・色彩・仕上がり状態を確認することになる。また1ページ1ページの紙面が完全な形になるのもこの段階である。同時に編集者が変更・修正を加えられる最後の段階でもある。どきどきしながら慎重に作業を進める。手塩にかけて育てた子どもを旅に出す思いだ。

青校または色校が終わると,いよいよ印刷・製本の段階になる。刷版が作られ,紙が用意され,印刷機が動く。刷り上がった紙は製本工場に回され,本の形にできあがる。おおぜいの人の手を経て本は作られていく。時間が許すかぎり,製版・印刷・製本の職人さんたちに挨拶をしておきたい。