編集プロダクション エディット|教材編集・資格書編集・一般書編集

第2章 知っておこう,本づくりの流れ

21.書店回り−−出版状況をつかむ最適な場所

大型書店は出版情報の宝庫だ
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本のPR活動は新聞や雑誌の広告宣伝だけではない。本屋さん回りも大事な活動だ。大きな出版社には営業部があって,書店回り専門の社員がいる。しかし担当編集者も大型書店などの「現場回り」に駆り出される場合がある。小さい出版社では書店営業も編集者の重要な仕事の一つになっている。

まず本屋さんへの挨拶から始まって,新刊本の紹介,取次から送られた自社の本がちゃんと書棚に並んでいるかどうかのチェックそして本の注文取りと,書店営業もそれなりの手順がある。本は大半が返品可能な委託販売制度のもとで売られるので,案外気軽に注文(委託注文)に応じてくれる。

書店回りは単に本のPR活動のためだけではない。書店は本を売る現場である。読者が集まる場所である。いまどんな本が出版されているか,よく売れている本はどんな本か,読者はどんなジャンル,どのコーナーの本の棚に集まっているか。そうした出版状況をつかむ絶好の場所でもある。

書店は出版情報の宝庫であり,編集者にとってはテーマや企画作りのデータバンクである。暇さえあれば本屋さんに行こう。本屋さんが嫌いな人はそれだけで編集者失格である。