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エディットお役立ちレポート

2017-07-27 第12期第3回AJEC「編集教室」に参加して

【講義内容】◎どこに工夫があるのか? 「重版率の高い直販ルートの本作り」

講師:新居久実(あらい くみ)氏
PHP研究所 教育出版部長
講師略歴:PHP研究所 教育出版部 部長。PHP研究所に入社後、営業業務や研修教材の制作などを経験し、その後、直販営業の担当となり20年間、生協ルート営業を中心に活動し、新規ルート開発なども手掛けてきた。2015年に直販営業部門から、直販制作部門の教育出版部の責任者となり、書籍にとどまらず、教材や玩具の開発も含め、家庭の主婦や子どもに向けた商品制作を行なっている。

講演内容はAJECのアーカイブにてご確認ください

■感想

今回の講演は、生協ルートという特殊な販売ルートの本の特殊性についての話だった。編集プロダクションとして、役立つとしたら、企画の立て方、制作の仕方などだと思われる。著者や出版社を選ばない読者に対して、どんな本作りが可能か、また、制作コストギリギリで作成して、重版で利益が出るような契約の仕方をしておく必要性があること、など、なかなか興味深い問題でもあった。

新居さんが言っていたように、現在では、教育書などは、書店では売れなくなっていて、販売方法を工夫して売るしか存続できなくなっていることが問題でもある。年間40冊くらいの新刊を出し、7割近い重版率があるというのは、すごいことだと思われる。質問にもあったが、SNSなどまだまだ、新しいシステムにはなじまない人たちがかなり存在している訳だが、今後、こうした読者がどう変わっていくかが、注意しておくべきことかもしれない。

読者アンケート葉書の回収など、なかなか面白い世界ではあるが、これも今後どうなって行くかは、微妙なところだと思った。しかし、生協ルートという世界は、ある意味、まだ、特殊なルートでもあるようだ。今後、このルートがどう変わって行くかは、興味のあるところだと思った。

(文責:東京オフィス 塚本鈴夫)