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エディット通信(2022年弥生号)

■日本編集制作協会 編集講座「編集者に必要な著作権の知識」を聴講して

2022.3.2

皆さまへ

いつもたいへんお世話になっています。
エディットのメルマガ「エディット通信」(2022年弥生号)をお送りします。

今回は,日本編集制作協会主催の「2月編集講座」の聴講レポートとなります。
著作権をテーマにした講座でした。

コンプライアンスへの配慮が強く叫ばれるこのご時世,著作権について深く理解するよい機会となりました。

もしよろしければ,ご一読いただけますと幸いです。

このメールは,エディットの社員が名刺交換またはイベント等で名刺をいただいた方に配信しております。

ご不要の場合は,お手数ですが,メールにて,ご一報ください。




今回のAJEC編集講座のテーマは「編集者に必要な著作権の知識」でした。
これまで,著作権(著作者がもつ権利)に関わる契約の取り交わしについて,深く理解が及んでいないところがありましたので,今回のテーマはとても有益な内容でした。

講師・藤本隆氏は,編集者の立場からみた「著作権」について体系立てて,緻密に解説されました。

「著作権」とは「知的財産権」のなかの1つの権利となります。
「著作権」には「財産権」と「人格権」のふたつの権利があります。

「財産権」には,複製権や公衆送信権,翻訳翻案権などがあります。
著作物を≪財産≫として扱う権利です。
この権利は,譲渡・貸出・相続ができます。
制作した時点から発生するこの権利は,著作者が死去して70年後まで保護されます。

「人格権」には,公表権,氏名表示権,同一性保持権があります。
著作者が敬意ある扱いを受ける権利です。
この権利は,著作者から切り離すことができません。
また,この権利には期限がありません。

以上の事項を前提で,業務に直結する事例をもとに,今回の講座で学んだことをまとめたいと思います。

●イラストの買い取りについて

エディットとしては,書籍などに使用するイラストは,基本的にはイラストレーターの方から買い取りを前提とした契約を結ぶことが多いのですが,当初の書籍以外で二次使用される(版元様が希望される内容の)「契約」を結ぶことがあります。

上記の事例について,口約束などの簡単な契約で済ませたとき,
・買い取りによる財産権の移転
・著作者人格権不行使
に関する合意があいまいになりがちです。

藤本氏からは,無許可で二次使用をしようとしてトラブルに発展した具体例を教わりました。

トラブルにならないように,契約内容を十分に理解し,関係する方へのコンプライアンスへの配慮を怠らないようにしなければならないと感じました。

買い取りによる契約とは,本来その著作者が持っている権利を移譲したり,本来持っている権利を行使しないようにお願いするためにあることを再認識しました。

●国語の読解問題を作成するときに発生する著作権について

文学作品などの素材文を,問題として使用するために,もとの文章 を一部改変する場合には,作者との合意が必要となります。

本来,著作者人格権のなかの同一性保持権で守られている表現を,問題に使用するために,その権利行使を行わない契約を事前に結んでおく必要があります。

他方で,著作者の立場からすると,自分の表現に手を加えられることによるデメリットがあることを再認識しました。

そのデメリットとは,今まで培ってきた≪信頼された表現≫を侵害されることです。
そのデメリットを著作者が想定して,権利の主張がなされることを理解しておきたいところです。

いずれにせよ,著作者と使用者側とが,きちんと合意できていることが大切になります。
ルールは,その背景にある事情を把握しておくと,理解しやすいと思います。

常に,「なぜこの契約の取り交わしをする必要があるのか」と問う癖をつけるきっかけとなる,有意義な講座でした。

▼下記の記事が参考になります。
・著作者にはどんな権利がある?
https://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime2.html
・著作権法
https://www.cric.or.jp/db/domestic/a1_index.html#047_6

 今回もエディット・東京オフィスの塚本鈴夫が,この編集講座のレポートを作成しております。
合わせてご覧いただければ幸いです。

https://www.edit-jp.com/report/2022-0224.html

■エディットのお薦め記事・お薦めサイト・エディット各種サイト


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●講談社「校閲ボーイ」稲川智樹です。
最近はデジタル化されている校閲の仕事を説明してもらいました。


【エディットお薦めサイト】
〇日本文藝家協会
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〇毎日ことば
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